海外旅行とはいえ、さまざま国があります。
「治安が悪い」という国なら旅行中に警戒するのは、当然です。
貧しい国や発展途上国の場合、金品を持っている旅行者は狙われやすいです。
しかし、問題なのは「治安がよい」という国です。
治安のよい国とわかると「夜に出歩いても大丈夫なのだろう」と緊張を緩めてしまいがちです。
しかし「治安がよい」というのは「犯罪がない」という意味ではありません。
たとえば、日本はどうでしょうか。
世界から見れば、日本は治安のよい国の1つです。
では、犯罪がまったくないのかといえばそうではありません。
やはり犯罪はあるのです。
治安のよい日本ですら、通り魔、ひったくり、レイプ、殺人などの事件が起こります。
あくまで治安がよいというのは、その国全体的な状況です。
犯罪やトラブルがないことを保証するわけではないのです。
特に女性1人の海外旅行に、治安の善しあしは関係ありません。
渡航先の治安の善しあしにかかわらず、十二分に警戒しておくことが大切です。
ガイドブックに書かれている治安情報は、あくまで参考程度。
いつも気持ちを引き締めておくことが重要なのです。