ホテルのメイドは、宿泊客が外出しているであろう日中に、部屋の掃除をするものです。
どこのホテルにも、そういうサービスが当たり前にあります。
メイドはホテル全室の鍵を持っています。
私は、このサービスを熟知していないころ、何度かトラブルがありました。
疲れていたので昼すぎまで寝ていたら、メイドの部屋のノックで起こされて、急にドアを開けて入って来られ、驚かされました。
そのほか、部屋でテレビを見ていると、メイドのノックの音に気づけず、急に入ってこられました。
これらは、かなり焦ります。
心臓に悪いです。
朝に外出をして、用事があって昼ごろホテルの部屋に戻ったとき、自分の部屋の扉が開いていて、メイドが部屋に中にいたのです。
それが、掃除やタオル・シーツなどの交換サービスをしているというのはわかります。
しかし、その光景が、泥棒に部屋を荒らされているような感じがあり、嫌だったのです。
何度もホテルに宿泊をしたことはありますが、いまだに慣れません。
人によって感じ方は異なりますが、メイドのサービスを「便利だ」と思う人もいれば「ありがた迷惑」と感じる人もいます。
そういうときのためにあるのが「Do not disturb.」という札です。
「邪魔をしないでほしい。1人にさせてくれ」という意味です。
どのホテルにも、自室のドアノブのところに「Do not disturb.」という札があるはずです。
それを廊下に面した側のドアノブにかけておくと、メイドが部屋に入ってくることはありません。
私は、ホテルの部屋に到着すると、すぐ「Do not disturb.」の札を廊下側のドアノブに引っかけるタイプです。
精神面だけでも、全然違います。
もちろんずっとそのままだと、タオルやシーツの交換ができなくなります。
夕方まで戻ってこない予定がわかっているときには、外出時に「Do not disturb.」の札を取り下げています。
戻ってきたときには、きれいな部屋になっています。