歩くのが下手な人は、曲がり角に差し掛かったとき、いきなり90度に曲がります。
当たり前の動きに思えますが、実は危険です。
曲がったときに、ちょうど後ろから追い抜こうとする人や自転車が近づいていれば、ぶつかる可能性があるからです。
事実、人通りや自転車の多い通りでは、曲がった瞬間によくぶつかる事故が発生しています。
散歩の達人は、曲がろうとするとき、必ず後ろを振り返ってから曲がります。
後ろから人や自転車など来ていないことをきちんと確認してから、曲がります。
ここがポイントです。
そういう動きが、もはや体に染み付いています。
散歩の達人とは、ただ前を歩くだけではありません。
いかに安全に歩くか、いかに危険を予知するかが、優れた人なのです。