健康にいい散歩といえば「早歩きで汗をかく」というイメージがあります。
体を動かすからこそ、血行促進や筋力増強など、健康につながります。
しかし、必ずしも早歩きだけが健康につながるとも限りません。
のんびり歩く散歩でも、健康につながることがあります。
では、どういうときでしょうか。
私はよく、お風呂上りにのんびり夜道を散歩することがあります。
汗をかくようなウォーキングではなく、単なる散歩です。
特に「お風呂上り」というタイミングが、重要です。
お風呂でたっぷり汗をかいた後、外を15分くらいかけて、のんびり散歩します。
歩くスピードは、ゆっくりです。
普通に歩くよりはるかに遅く、時速1キロくらいの散歩です。
お風呂でたっぷり汗をかいた後、ぼんやり星空を見上げながら、のんびり歩く。
外の冷たい空気にあたっているうちに、ほてった体が次第にクールダウンします。
すると、しばらくして不思議なことが起こり始めます。
歩いているにもかかわらず、なぜか眠くなります。
強烈でありながら、かつ自然な眠気です。
入浴中にお風呂に入っている間は、交感神経が優位に働きます。
その直後に外でのんびり冷たい空気に当たりながら散歩をしていると、反動で副交感神経へと切り替わりやすくなります。
その結果、自然とリラックスできますし、眠気が自然と出てきます。
このお風呂上りののんびりした散歩習慣があるかないかで、夜の寝つきはまったく違うといっても過言ではありません。
私は日々の習慣から偶然発見しました。
もし不眠症でお悩みの人がいれば、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか。