体の健康維持には、免疫力が必要です。
免疫力とは、体に侵入してきたウイルスなどを退治する力のことです。
空気中にはさまざまなウイルスが浮遊していますが、ウイルスへの抵抗力がなければ、人間はすぐ病に冒されます。
こうやって健康な体を維持できているのも、免疫力があってのことです。
痛みや触感は何も感じませんが、今この瞬間も、体の至る所でウイルスと戦っています。
さて、ウイルスを退治する細胞は種類が多いですが、一般的な総称として「ナチュラルキラー細胞」といわれています。
このナチュラルキラー細胞は、運動をしないとき、活動が低下します。
血液の循環が停滞することで活動力も低下し、部屋にこもっていると、ウイルスに触れる機会もなければ退治する機会もありません。
活動する機会を与えられないナチュラルキラー細胞は、どんどん力を落としてしまいます。
結果として、部屋にこもりがちで運動しない人は、免疫力が低下しやすくなります。
免疫力を上げるためには、体を動かすことが大切です。
免疫力と運動は、密接な関係があります。
体を動かすことで血液の循環がよくなり、ナチュラルキラー細胞が活性化され始めます。
外で運動をすることで、空気中を浮遊しているウイルスが自然と体内に侵入しやすくなります。
もちろんウイルスが強力であった場合は退治できず、そのまま病に冒されてしまいますから、あくまで適度さが必要です。
仕事をするから機能を維持しやすく、仕事をしているからこそ、攻撃力も高くなります。
ナチュラルキラー細胞は、適度な負荷を与えることで攻撃力が鍛えられるのです。