歩くことは、なかなか具体的な効果が見えにくいのが難点です。
いえ、効果がわかるといえばわかります。
しばらく歩いていると、気分が高揚したり気持ちが前向きになったりする実感はあるでしょう。
しかし、どれも「感覚」として感じられます。
肝心の「具体的な数字」として見えることはありません。
そのため散歩を始めてみたものの、しばらくすれば、やめてしまいがちです。
何でもそうですが、続けるコツは、結果や変化が目に見えることです。
行動によって、何がどう変わったのかが感じられると、続けやすくなります。
何のことはない、具体的な数字が出せるようにすればいい。
そこでおすすめするのは「歩数計」です。
ご存じのとおり、歩数計は歩いた歩数がわかる機械です。
これがあるかないかで、散歩の習慣が継続できるか否かが決まるといっても過言ではありません。
しかも歩いた具体的な歩数が、リアルタイムでわかります。
これがあると、散歩をする距離が伸びやすくなります。
1,400歩まで歩けば「切りのいい2,000歩までは歩こう」と思います。
4,300歩なら「切りのいい5,000歩まで歩こう」と思います。
効果が目に見える上、切りのいい歩数まで歩こうとするため、歩く距離が伸びやすくなります。
少し高機能の歩数計なら、歩数だけでなく、さまざまな結果も計測できます。
1週間分の合計歩数、消費カロリー、距離なども計測ができるものがあります。
余裕があれば、散歩日記をつけてみてもいいでしょう。
「6月28日 3214歩。6月29日5520歩。6月30日6720歩」という具合に、結果を紙に書いて記録します。
具体的な数字がわかり、記録を付け始めると、なぜか続けられるようになります。
数字がどんどんカウントされ、記録が付けられ始めると、維持したくなるのが人間です。
そういう工夫をしてみましょう。
散歩を続ける工夫は難しそうですが、簡単なのです。