「私は絶対悪くない」
「私は絶対謝らない」
「何が何でも謝りたくない」
ときどき頑固になって謝らない人がいます。
自分が悪くなければ、謝る必要はないと思っているようです。
たとえ自分が悪くても、謝ることは自分のプライドが許さず、謝れないようです。
頑固な人は、意志が強いと思われがちですが、誤解です。
頑固になって謝れない人は、実は心が弱いのです。
表向きは強く装っていても、心の奥では傷つくことを恐れ、おびえています。
自分が悪いとわかっていながら謝れないのは、心の器が小さい証拠。
強いふりをしていますが、実際は弱いのです。
むしろ本当に心が強いのは、素直に謝れる人です。
素直に「自分が悪い」と認めることができる。
時には自分が悪くなくても、問題解決を重視して、今後の人間関係のために、抵抗感を振り切って謝れる。
これは、心が強くないとできません。
つまり、本当に心の器が大きいのは、頑固になって謝れない人より、素直に謝れる人です。
いつまでもつまらない意地を張らないことです。
つまらない意地を張っていると、ずっと仲直りができず、別れるしかなくなります。
仕事をしていると、自分に非がなくても謝らなければいけないときもありますが、どんな人間関係でも同じです。
誰かと良好な関係を続けていくには、自分に非がなくても、謝らなければいけないときもあります。
いつまでも頑固になっていると、心の器が大きくなるどころか、小さくなります。
心の器を大きくしたいなら、素直になって謝れるようになることです。
「絶対謝れない」と思うときほど、挑戦する価値があります。
もし「絶対謝れない」と思うことを素直に謝ることができたなら、自分の限界を超えたことになります。
どちらが悪いかにこだわっていては、いつまでも仲直りできません。
過失や責任に関係なく、素直に謝ってしまいましょう。
円満な人間関係を築き上げるには、今もこれからも、仲直りは欠かせません。