うっかり相手を不快にさせてしまうことがあります。
もちろん悪意はありません。
注意を払っていても、完璧にこなすのは難しい。
人間ですから、ちょっとした不注意で相手を不快にさせてしまうことがあるものです。
態度が悪くなることもあれば、言葉遣いを間違えることもあります。
まだ関係の浅い相手なら、触れてはいけないポイントがどこにあるかわかりません。
劣等感、コンプレックス、つらい過去。
誰にでも「地雷」と言えるポイントがあるはずです。
注意しているつもりでも、うっかり相手の感情を刺激してしまい、不快にさせてしまうことがあります。
「お父様はどんなお仕事をされているのですか」と聞いたとき「幼いころに父を亡くしました」と言われるかもしれません。
久しぶりに会って「何も変わらないね」と若々しさを褒めたつもりが、悪いほうに受け止められることがあります。
驚くべきことに世の中には「かわいいですね」と言われることを嫌がる人もいます。
褒めるつもりが、相手を不快にさせることもあるから、人間関係は難しい。
「不快と言っても大したことではない」と考えるのはよくありません。
自分は小さなことに思っていても、相手は大きなことと思っているかもしれません。
小さなことでも、相手を不快にさせてしまったことは事実ですから、重く受け止めることが大切です。
謝ることは人間関係の基本です。
謝ることができないと、印象が悪くなります。
謝れないのは、人として基本的礼儀が欠けている状態です。
謝ることができない人は、ご縁があっても途切れます。
どれだけ2人の相性がよくても、謝ることができなければ、仲が悪くなるのは時間の問題です。
謝れない人はご縁が続かないのです。
うっかり失礼があったときどうするか。
素直に謝ることです。
失礼があったら、すぐ謝ります。
見栄や体裁を気にしません。
自分に悪気がなくても、きちんと謝ること。
謝ることは、人間関係修復の基本です。
心の中で思うのではいけません。
きちんと声に出して言うことです。
「ごめんなさい」
「申し訳ございません」
「大変失礼しました」
きちんと謝るから相手に許してもらえます。
きちんと謝って相手に許してもらえれば、ご縁も続きます。
次の出会いにも恵まれるのです。
余計な言い訳も不要です。
「口が滑ってしまいました」
「ぼうっとしていました」
「睡眠不足のせいです」
「お酒が入っていたせいです」
ごまかしたり言い訳をしたりするのはよくありません。
言い訳をすると、謝罪の誠意が半減します。
言い訳せず素直に謝るから、誠意が伝わり、相手に許してもらえます。
自分に非があるのですから、素直に謝るのが礼儀です。