仲直りの場では、過去の話を掘り返さないよう注意しましょう。
話し合いの途中、過去の話を引き合いに出したくなるかもしれません。
過去にも同じ失敗をしたこと。
前にも同じトラブルがあったこと。
そんなとき「前にも同じことがあったよね。あのときから全然進歩していない」と言いたくなります。
たしかに過去の話を引き合いに出せば、自分の主張に説得力が出るでしょう。
過去に同じ出来事があれば、相手を納得させやすくなるように思われます。
しかし、それこそ余計な一言です。
仲直りの場で、過去の話を掘り返すのはよくありません。
過去に似た出来事があったとしても、今は関係のないこと。
過去は過去であり、今は今です。
直接関係ない過去に触れたところで、どうしようもない。
相手がどんな印象を持つか、考えてみてください。
急に過去の話を掘り返されても、相手はどう返事をしていいか、困ってしまうでしょう。
相手は「だから何?」と思って、気分が悪くなるはずです。
過去の話を掘り返しても、仲直りを妨げるだけ。
しつこく掘り返すと、話し合いの軸がずれてしまい、きちんとした仲直りができなくなるのです。
仲直りの場では、関係ない過去まで掘り返さないこと。
過去に触れたくても、ぐっと我慢です。
仲直りをするなら、あくまで今回の喧嘩について話し合うのが得策です。
わだかまりの解消に集中することで、早く仲直りができます。