仲直りに損得や勝ち負けを持ち込まないことです。
「謝ったら損をする。謝らせたら得をする」
「謝ったら負けになる。謝らせたら勝ちになる」
仲直りをするとき、損得や勝ち負けを意識するかもしれません。
たしかに損をするくらいなら、得をしたほうがいいでしょう。
負けるくらいなら、勝っておくほうが体裁がいいでしょう。
「できるだけ得をしたい」「何とか相手に勝ちたい」と思う気持ちは、誰もが持つ自然な欲求です。
しかし、仲直りに損得や勝ち負けを持ち込むのはよくありません。
損得や勝ち負けを意識しているうちは、まだ自己保身にこだわっている証拠。
あくまで考えているのは、相手より自分の立場です。
「相手より自分が大事。自分が一番かわいい」と思っています。
保身にこだわっているうちは、きちんとした反省も謝罪もできません。
反省も謝罪もできないと、仲直りもできなくなるのです。
本気で仲直りをしたいなら、損得も勝ち負けも忘れてください。
「とにかく仲直りがしたい」という気持ちを大切にすること。
たとえ損得や勝ち負けが関係する場面だとしても、気にしないことです。
「損をしてもいいから仲直りをする」「負けてもいいから仲直りをする」といったポジティブな気持ちが大切です。
損をしてもいいではありませんか。
負けてもいいではありませんか。
損や負けがあったとしても、仲直りができれば、結果として幸せになります。
自分の心を磨くつもりで、損得や勝ち負けを忘れましょう。
損得や勝ち負けから解き放たれたとき、あなたの精神はワンランク高いレベルに達します。
物欲や金銭欲に振り回されないこと。
見栄も体裁もプライドも気にしないこと。
あらゆる欲望や執着は、あなたの意思で断ち切れます。
損得も勝ち負けも気にせず、仲直りに集中するから、仲直りがスムーズになります。