受験生同士で学力に差ができるのは、勉強している時間だけではありません。
健康なときは、勉強スピードに大差はできません。
大差ができるのは、病気でダウンしたときです。
寝込んでいるときには何もできず、病が回復するまで、ただぼうっとするだけです。
その時間には勉強も手をつけられず、ほかの受験生と差ができてしまいます。
もちろん人間ですから、たまに風邪を引いて寝込むこともあるでしょう。
しかし、免疫力が低い人は、風邪にもかかりやすくなり、回復するにも時間がかかるため、寝込んでいる時間も長くなります。
免疫力の低下が、間接的に勉強に影響します。
受験では不利になってしまいます。
免疫力が低下する原因はさまざまですが、代表的なものはたった2つしかありません。
第1の原因は「食が細いこと」です。
食事の量が少なすぎると、やはり免疫力も低下します。
体を作る資本は、食事からです。
良質なタンパク質を取るからこそ、病気に強い肉体が作られます。
ビタミンやミネラルを取るからこそ、病にも強くなります。
しかし、食が細いと絶対量がどうしても少なくなります。
しっかり食べるからこそ、タンパク質や栄養も体に多く取り込まれます。
まず、栄養のあるものをしっかり食べること。
これに尽きます。
では、免疫力を高めるてっとり早い食材といえば何か。
食の種類はさまざまですが、特に即効性がありおすすめするのは、やはり「肉」です。
肉は、良質なタンパク源です。
ビタミンやミネラルなどバランスがよく、豊富に含まれています。
しかも、肉は手に入れやすく、比較的低価格です。
経済的に弱い学生でも肉なら手に入れやすいはずです。
病気に強い体を作るときに、肉は大いに有効な材料になります。
しかし、肉だけではいけません。
第2の原因は「運動不足」です。
もう1つ大事なことは、運動をすることです。
肉は、体を作る材料です。
肉ばかりを食べているのでは、単に太ってしまうだけです。
材料をきちんと生かすためには、体を動かす「運動」が必要です。
肉を食べた後は、運動をしましょう。
激しい運動でなくても、軽い運動で結構です。
ジョギングでもいいし、散歩を増やしてもOKです。
「肉と運動」の両方がマッチしたとき、短時間で病に強い体を作れます。
ストレスも免疫力低下につながる要因になりますが、この運動さえしっかりしていれば、ストレスは同時に解消されるはずです。
勉強にせいを出す時期は、肉を使った食事を少し増やしてみましょう。
牛丼・すき焼き・鍋料理。
カレーやシチューに入れる肉も、いつもより少し多めにします。
もちろん肉ばかりではいけませんが、せめて勉強で勝負をしなければならない時期くらいは、そういう心がけも必要です。
免疫力を高めるポイントは、2つです。
「肉+運動」
この2つがあれば、短期間で免疫力を高めることができます。
少々のことではダウンしない肉体があってこそ、長期にわたる受験にも立ち向かうことができるのです。