社会人が趣味で勉強する分には、時計はあってもなくてもかまいません。
気分で適当に勉強を進めればいいでしょう。
試験日や合否という結果が伴わないからです。
気が向いた時間に、適当に進めればいい。
しかし、受験は違います。
試験日があり、合否という結果が伴います。
テストには、明確な制限時間があります。
「趣味でする勉強」と「受験で合格するための勉強」は、まったく別物です。
時間に対する意識が全然違う。
あなたが勉強をするとき、机に時計がありますか。
時間を気にするのは、試験本番だけとは限りません。
普段の勉強のときから、机に時計を置いて気にしましょう。
効率よく受験勉強を進めるためには、時計は必要です。
さあ、なぜ机の上に時計を置くのかという理由が、もうおわかりですね。
時間感覚を養うためです。
時間の1分1秒の貴重さを感じやすくするためです。
「こんなに時間が経っているのに、まだこれだけしか進んでいない」
「予定より勉強が遅れている」
「もうこんなに時間が進んでいる」
時計を置くだけで、すぐ効果を体感できるはずです。
この時間感覚によって得られるメリットは大きい。
制限時間内に文章を読んで理解し、問題が解けるようになるための時間感覚を、早いうちから身につけておくことです。
時計を置くことで、自然と「タイムリミット」を意識することになります。
受験日まで残りの日数があり、1日は24時間ということがわかれば、適度な焦りを感じることができます。
焦りがやる気へと変換できるようになります。
時間を意識するから、あらかじめ立てておいた勉強計画の調整がうまくできるようになるのです。