ダイエットが失敗する理由は、食べることを一切禁止するからです。
「食べない、食べない」と考えすぎるため、逆に失敗します。
「食べない、食べない」と考えることは、食べることを考えているということです。
「食べること」と「食べないこと」という正反対の考え方がぶつかり合い、脳が大きなストレスを感じます。
そういう意気込みが強すぎるのもよくありません。
意気込みが強すぎるため、少しでも体重が増えれば、自己嫌悪に陥ります。
「私は何てダメなんだろう。人間として最低だ」と、徹底的に自分で自分を責め始めます。
ストレスがたまれば精神が不安定になり、はけ口として食べてしまう、という悪循環になります。
これは勉強でも同じです。
「テレビを見ない」
「漫画を見ない」
「遊びに行かない」
勉強のためにこうした禁欲的な心がけは素晴らしいですが、一切禁止するのはよくありません。
先ほどのダイエットの例と同じです。
「テレビを見ない、漫画を読まない、遊びに行かない」と考えるほど、テレビ・漫画・遊びのことを考えます。
少しでもテレビを見て無駄な時間を過ごせば「私は何てダメなんだろう。人間として最低だ」と、自分で自分を責め始めます。
一切禁止はよくありませんし、また意気込みすぎです。
何かいい解決策はないのでしょうか。
一切禁止するのではなく、達成したときの「ご褒美」として活用すればいい。
勉強が終われば見てもいいと考えれば、勉強へのやる気も出ます。
勉強に区切りがついてから漫画を読めば、ちょうどいい気分転換にもなるでしょう。
もちろん遊びに出かけるのも、よい息抜きになります。
誘惑を一切禁止にするのではなく、ご褒美や息抜きとして活用すればいいのです。