段取りの下手な人は、段取りをよくしようとするために、コミュニケーションをカットしようとします。
コミュニケーションをカットすれば、人と会話をする手間もなく、楽ができると思っているからです。
たしかに気が進まない付き合い、煩わしい人間関係があるのは事実です。
仕事や学校での人間関係・家族関係・親戚との付き合いなど、面倒だと感じる人間関係もあることでしょう。
しかし、面倒だと思っても、最低限の挨拶・会話・付き合いは必要です。
段取りを考えるなら、コミュニケーションを減らすのではなく、増やすことです。
コミュニケーションをしなければ楽になれますが、したほうがもっと楽になります。
会話を交わすことで、誤解が減るからです。
実際に人と会って直接話すと、相手のことがわかります。
自分のことも、相手にわかってもらえます。
お互いを知る機会を作ることで、面倒な人間関係も、面倒ではなくなります。
コミュニケーションを増やすから、お互いの誤解がなくなり、結果として段取りがよくなるのです。