あなたは、食事をするときには、好きなものから手をつけますか。
それとも嫌いなものから手をつけますか。
私なら、好きなものから手をつけます。
嫌いなものから手をつけていると、食べているうちにおなかがいっぱいになり、好きなものを食べる余裕がなくなるからです。
つらい思いをしながら嫌いなものを食べ、そのうえ好きなものまで食べられないという二重苦です。
胃の大きさには、限界があります。
限界がありますから、まず好きなものから食べたほうが賢明です。
限界があるのは、胃の話だけでなく、人生も同じです。
いくら人生が長いとはいえ、限界があります。
年老いて、いつかは死ぬときがやってきます。
苦手なことから始めていると時間ばかりが過ぎていき、好きなことをしようとしたときには、年を取って時間も体力もなくなります。
トライできる余裕のある、早い段階で挑戦することです。
好きなことほど早い時期から手をつけ、苦手なことはしなくていい。
「芸は身を助ける」といいます。
1つの芸を磨いていけば、生計を立てることができるようになります。
好きなことや得意なことから手をつけていけば、成長が早く、人生も豊かになるのです。