私が運転免許を取得するため、教習所に通っていたときのことです。
教習所のベテラン講師から、ためになるアドバイスをされたことがあります。
「車の運転中、前の車をぼうっと見ない。上手に運転する車が前を走っていれば観察して運転の仕方を学びなさい」という言葉です。
運転がうまくなるには、前で走るより後ろで走るほうが、勉強ができるといわれています。
先頭を走る車は、前の景色しか見えません。
先頭の車がバックミラーで後ろの車をのぞくだけでは、動きの観察に限界があります。
それに対して、後ろの車からは、前の車が丸見えです。
後ろから前の車を観察すれば、前の車のいろいろな癖やパターンが見えてきます。
相手と同じ実力を持ちたければ、後ろから前の動きをコピーするだけで、容易に同じ技術を習得できるのです。
自信をつけるためには、まず後ろから前を追いかけましょう。
前の車にきちんと注意を向けることで、交通事故を防ぐ意味もあります。
また、運転技術の低下を防ぐ意味もあるとのことです。
アクセルやブレーキのタイミングや加減を、真似するのです。
手本はないかと探す習慣が大切です。
車を走っているとき、ぼうっと前の車を見ないのです。
目の前を走っている車が、参考になるかもしれません。
1人素晴らしい手本を見つけてしまえば、真似をするだけでいいのです。
上級者の動きを参考にすれば、技術の習得も早くなるのです。