自信のある人といえば、どんな人を想像しますか。
やはり、何でもできるスーパーマンのような人物を、想像するのではないでしょうか。
何の弱点のない人や様子を思い浮かべることでしょう。
もちろん克服できる弱点なら、早く克服したほうがいいでしょう。
しかし、それは、あくまで理想です。
弱点のない人はいません。
また、克服できない弱点は、誰にでもあるものです。
克服できない弱点があるのは、悪いことではありません。
弱点があると、周りの人に笑われたり、冷やかされたりするかもしれませんが、気にしなくてもいいです。
自信のある人にも、もちろん克服できない致命的な弱点があります。
では、何か違うのかというと、自分の弱点がよくわかっている点です。
大切なことは、弱点の把握です。
弱点がわかっているからこそ、前もって対策を立てることができます。
あらかじめ避けたり、代替手段を選べたりできるのです。
たとえば、自分にとって苦手な勉強の科目がわかっていれば、受験でその科目が出題されない学校を選べます。
食べられない食事があるなら、そういう食事を避ければいいのです。
苦手な仕事の分野があれば、その分野の仕事を避けながら世渡りします。
付き合いにくい友人の種類がわかっていれば、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
そうした予防策が、かえって大きな自信を持つことにつながるのです。
慌てず困らない道を、確実に進むことができるのです。