自信は、自分の実力が身についてくるのに比例して、大きくなります。
実力は自分の本当の力です。
地位や肩書、お金が、その人本人の実力ではなく、今、手ぶらの状態でどれだけできるかが実際の力です。
たとえば、組織に入っている人がよく陥りやすいパターンです。
大企業に勤めていると、名刺を差し出しただけで、時代劇「水戸黄門」のように、みんなが態度を変えます。
もし黄門様に印籠がなければ、彼は単なるおじいさんになります。
本当に強いのは、助さん、格さんです。
1つも武器を持っていない状態から、相手の武器を奪い取り、うまく相手を懲らしめていきます。
黄門様は印籠に頼っています。
印籠は彼の実力ではありません。
ただの肩書です。
印籠がないと、悪党を成敗できないのは、本人の実力とは違うのです。
時代劇『水戸黄門』では、最後には黄門様、助さん、格さんが笑って一件落着になります。
実際の実力で笑っているのは、助さん、格さんです。
2人は、本当の実力に自信を持って、笑っています。
それに対し、黄門様は印籠という肩書に笑っています。
印籠を差し出すだけで、みなの態度が急変することに笑っているのです。
自信のある人とは、自分の本当の実力を持った人です。
そのためにも、今持っている名刺や肩書、お金を見直しましょう。
あなたの友人は、あなたではなく、あなたの地位や肩書やお金に集まっているだけかもしれません。
自信に満ちている人は、自分の本当の実力を身につけている人のことなのです。