話をどんどんしてもらうことが大切です。
どんどん話をしてもらうことで、相手のストレスは発散されます。
なにより、話している人の頭の中が整理されます。
話をどんどんしてもらうための方法があります。
相槌です。
相槌を打つだけで、どんどん話が進んでいきます。
「きちんと話を聞いてくれている。じゃあ、もっと話してみよう」という気になってくれるため、どんどんと話をしてくれるのです。
相手を元気づける一番の方法は、実は「話を聞く」だけです。
「どれだけ相手に話を聞いてもらえたか」にかかっていると言ってもいいのです。
相槌の種類は、たくさんあるほど会話が豊かになります。
「へえ」
「そうなんだ」
「知らなかったよ」
「初めて聞いた」
「なるほどね」
「さすがだね」
「そうか」
「うん」
こうした「相手の話を助長させる相槌」なら、何でもいいのです。
私も話を聞くときには、できるだけ相槌を打つようにしています。
極論を言います。
相手を元気づける方法は「相手の話を折らず、相槌を打ちながら聞く」。
これだけでいいのです。
相手は「能力」や「存在」に悩んでいます。
ですが、相手の悩みです。
実はいくら話を聞いても、相手が解決しなければ、いつまで経っても変わりありません。
解決するのは誰ですか。
解決するのは、悩んで落ち込んでいる本人だけです。
相手の能力や存在の欠乏を、あなたが肩代わりしてはいけません。
それはあなたが解決することではないからです。
解決するのは、落ち込んでいる本人です。
落ち込んでいる本人しか、解決できないのです。
落ち込んでいる本人しか、なぜ落ち込んでいるのかの「本当の理由」はわからないのです。
自分で自分のことを解決するために、自分で自分の頭の中を整理する必要があります。
自分と話をすることです。
相手の話を折らずに相槌を打ちながら話を聞くと、話をしている人の頭の中は整理されていくのです。
頭の中を整理しないと話せないからです。
話すために、頭の中を整理する。
それが、悩み落ち込んでいる人の解決に結びつくのです。