人生では、手術を受けなければいけないときがあります。
手術を受けるときに心配なのは、やはり恐怖ですね。
直接メスを入れる手術なら、恐怖も特別大きくなるものです。
手術の恐怖を乗り越えるにはどうすればいいのでしょうか。
まず基本として大切なのは「怖いと考えないこと」です。
「怖い、怖い」と考えるから、ますます怖くなるのです。
プレゼン前「緊張する、緊張する」と考えていると、ますます緊張がエスカレートする現象と同じです。
考えすぎの状態となり、必要以上に自覚を促します。
変な汗が出て、体の震えが止まらなくなるのです。
ネガティブな感情の自覚を促したところで、百害あって一利なし。
そのため、怖いと考えなければ、恐怖は半減します。
では、怖いと考えないためにはどうすればいいのか。
わくわくする予定を考えましょう。
上手に気を紛らわせられ、自然と恐怖が吹き飛びます。
わくわくする予定なら何でもOKです。
たとえば、緑内障の手術を受ける状況があるとします。
目の手術は怖いですが、先生を信頼すれば大丈夫です。
先生はプロです。
数多くの実績があり、ミスや失敗をすることはありません。
そして手術中はわくわくする予定を考えましょう。
たとえば「術後はどんなおいしいものを食べようかな」と考え、気を紛らわせればいいのです。
食欲は、人の3大欲求の1つです。
大好物でも、有名レストランのコース料理でもかまいません。
食べることを考えていれば、手術はあっという間に終わります。
胃の手術を受ける状況があるとします。
さすがに食べることを考えるわけにはいきませんが、楽しい予定はまだまだほかにもたくさんあります。
「手術が終わったら好きな本を読もう。映画館にも行きたいなあ。そうだ、旅行に行きたいなあ」
とにかくわくわくできることを考えてください。
1つだけでなく、2つ3つ同時に考えるのも良し。
わくわくする予定を考えていると、自然と明るい気持ちになってきます。
もはや恐怖を感じる暇はありません。
わくわくする予定を考えていると、手術はあっという間に終わるのです。