日常では味わえない恐怖を、味わいたくなるときはありませんか。
恐怖を味わいたければ、おばけ屋敷です。
さまざまなおばけや妖怪が登場して、恐怖感を楽しませるものです。
怖くないおばけ屋敷は、意味がありません。
はらはらどきどきするために、おばけ屋敷に入ります。
「できるだけ怖いおばけが出てきて、驚かせてほしい」と思います。
非日常を味わうから、面白いです。
おばけ屋敷は、中にいるより、外に出たときのほうが、泣きそうになります。
不安や恐怖を乗り越えた安心感が、一気に押し寄せ、出口に出てから泣いてしまうのです。
おばけ屋敷の出口では、たくさんの人が、わんわんと泣いています。
恋愛も、おばけ屋敷に入るようなものです。
度胸試しです。
はらはらどきどきは、避けるものではなく、楽しむものです。
泣きそうになりますが、我慢できます。
気持ちが引き締まっているため、不安や恐怖にも、耐えられるのです。
一度でもおばけ屋敷に入ったことがあるなら、大丈夫です。
おばけ屋敷に入ったことがあるほどの度胸があるなら、恋愛もできるはずです。
本当のことをいえば、おばけ屋敷より、恋愛のほうが進めやすいです。
恐怖の後には、楽しみが待っていますから。