自分に厳しい言葉ばかりかけていませんか。
「逃げるな!」
「頑張れ!」
「弱音を吐くな!」
「もっと気合を入れろ!」
「限界に挑戦しろ!」
もちろん自分に厳しい言葉をかけることも大切です。
人から厳しい言葉をかけられるのはストレスですが、自分が自分に厳しく言うなら受け入れられます。
弱気のときや怠けそうになったときには、自分に厳しいことをかけると、気持ちが奮い立ちます。
ここ一番の勝負所では、自分に厳しい言葉をかけることが効果的です。
びしっと心にむちを打つような感覚があって気合が入ります。
勇気を出してチャレンジできたり、山場を乗り越えられたりします。
人生では、自分に厳しい言葉をかけることが有効な場面はたくさんあります。
力がみなぎったりしてきて、成長できる部分もあります。
しかし、自分に厳しい言葉をかけてばかりというのはいかがなものでしょうか。
一時的には効果的ですが、ずっと厳しい言葉ばかりでは、ダメージが蓄積されます。
ストレスでつらくなります。
あまりにひどいと、心が折れてしまうのです。
人間は元来、弱い生き物です。
自分に厳しい言葉ばかりかけていると、自分をいじめることになることもあります。
自分に厳しい言葉をかける人は、他人にも厳しい言葉をかけるようになります。
「私はこんなに頑張っているのだから、あなたもこのくらい頑張るべき」という思考になるのです。
厳しい言葉ばかりではいけません。
時には自分に優しい言葉をかけることも大切です。
「肩の力を抜こう」
「無理は禁物」
「のんびりマイペースでいこう」
「たまには休もう」
「次はうまくいくよ」
自分に優しい言葉をかけると、ほっと気持ちが和らぎます。
癒されるような感覚があって安心するのです。
自分に優しい言葉をかけられる人は、他人にも優しい言葉をかけられるようになります。
「私もたまには休むことがあるし怠けることもある。だからあなたもたまには休もう、怠けよう」という思考になります。
自分に優しくできる人は、人にも優しくできるのです。
厳しい言葉も大切ですが、優しい言葉も大切です。
どちらも効果的で、どちらも欠かせない言葉です。
大切なことは「使い分け」です。
どちらが大切というより、どちらも大切です。
勝負所では厳しい言葉をかけ、頑張りすぎているかなと思ったときには優しい言葉をかけましょう。
自分にかける言葉をコントロールして、よりよい人生を歩んでください。