生活リズムは簡単に崩れます。
だらだらしようと思えば、いくらでもできます。
夜更かしをしようと思えば、いくらでもできます。
実家とは違って「早く寝なさい」「早く起きなさい」と言ってくれる人もいません。
門限もないため、生活リズムも狂いやすい。
生活リズムが狂ってしまうと、睡眠時間も短くなり、日中の仕事にも影響を及ぼすことになります。
一人暮らしで大切なのは、一定の生活リズムです。
特に大切なのは、就寝時間です。
テレビを見たりゲームを楽しんだりしていると、つい夜更かしをしてしまいます。
就寝時間を決めて、徹底的に死守しましょう。
11時に寝ると決めたら11時に寝て、12時に寝ると決めたら12時に寝ます。
仕事に遅刻しないよう出社時間を死守するような感覚で、就寝時間も死守を心がけます。
日頃からコーヒーを愛飲している人もいるでしょう。
カフェインに覚醒作用があるのはご存じのとおりです。
カフェインの半減期は6時間とされているため、就寝6時間前を目安に摂取を控えることをおすすめします。
夕方以降にコーヒーを楽しみたいなら、カフェインが含まれていない「デカフェ」にしましょう。
就寝時間を前倒しにするときの注意点があります。
ずれた生活リズムを戻そうと思っても、思うように寝付けず、うまくいかないことがあります。
たとえば、2時間早く寝ようとしても、いつもと生活リズムが違うので、うまく寝付けません。
生活リズムをずらして修正するなら「1日15分ずつ」がおすすめです。
就寝時間を早くするとしても、できれば1日15分の前倒しを心がけるのが良いでしょう。
4日で1時間前倒しをする計算になり、無理なく生活リズムを修正できます。
就寝時間と起床時間は、生活リズムの基本です。
理想の睡眠時間は、個人差はあるものの、7時間~8時間と言われています。
どれだけ忙しくても、6時間は死守するようにしましょう。
睡眠時間が6時間を下回ると、頭が使い物にならなくなり、日中の活動に支障を来します。
慢性的に6時間睡眠が続くと、お酒を飲んで酔っぱらったときと同じくらい脳のパフォーマンスが下がるという論文が出ています。
「睡眠は脳の充電時間」と考え、毎日良質な睡眠を心がけるようにしましょう。
土曜日や日曜日も、できるだけ同じリズムを心がけるようにしたい。
「週末くらいは」とゆっくり過ごしたいところですが、ここで就寝時間・起床時間がずれると、再び生活リズムが狂います。
平日・休日にかかわず、一定の生活リズムを保つのが理想的です。