引っ越しをするとき、不動産を通じて賃貸物件を内見します。
初めての一人暮らしであっても、内見の際は、できれば家族や友人と一緒にいくのがおすすめです。
自分が住むのだから、自分一人で探すものと思いがちです。
自己判断・自己責任ということもあって、自分一人で内見すべきと考える人もいるでしょう。
もちろんそれも悪くありませんが、一人暮らしだからといって、自分一人で内見するのがベストとは限りません。
自分一人の視点では限られています。
自分一人のチェックでは主観的になってしまい、客観的な視点を見落としがちになるのです。
そこで出番となるのが、家族や友人です。
家族や友人などを連れて行くことで、客観的な視点でチェックしてくれます。
良いアドバイスや鋭い指摘をもらえることがあるのです。
「床下収納は見た目が目立つかもしれないけど、敷物を敷けば、全然気にならないと思うよ」
「部屋はちょっと狭いけど、収納スペースが広いから、上手に活用すれば意外と気にならないかもしれないね」
なるほどとうなずける指摘をいただけることも多くあるでしょう。
なかにはネガティブな意見もあるかもしれませんが、きちんと耳を傾けておくのが賢明です。
「引き戸は便利そうだけど、夜は小さな音でも響くから気をつけたほうがいいよ」
「高い場所にある窓は、日当たりが良くて便利そうだけど、掃除が大変だから注意してね」
ポジティブな意見もネガティブな意見も、どちらも客観的情報として参考になります。
自分一人では気づかない点を指摘してくれ、物件選びの失敗防止につながるのです。
不動産屋のほうがプロなので、メリット・デメリットを詳しく教えてくれると思いがちですが、そうとも限りません。
不動産屋は成約を目指しているので、説明義務があることを除き、不都合なことはあまり教えてくれない傾向があります。
「後からしまった!」と悔やむくらいなら、早めに気づかせてもらったほうが良いのではないでしょうか。
家族や友人は、あなたの心強い味方です。
友人を連れて行く際は、できれば一人暮らしの経験者がベストです。
鋭い指摘をしてくれたおかげで、引っ越しの失敗防止に役立つことも多々あるのです。