一人暮らしでは、人との関わりが希薄になりがちです。
家族と暮らしていたときは、親兄弟と接する機会、話す機会がありました。
一人暮らしの場合、部屋には自分一人しかいないので、人と接触する機会が減って、話す機会や声を出す機会も減ります。
部屋に閉じこもろうと思えば、いくらでもできます。
テレビや音楽がなければ、部屋がしんと静まりかえります。
そうした環境のせいで、孤独や孤立を感じることも増えてしまうのです。
一人暮らしでは、できるだけ人との関わりを持つようにするのがいいでしょう。
自然と機会が来るのを待つのではありません。
「人との関わりが希薄になるのは仕方ない」で終わらせるのではなく、こちらから積極的に動いていくことが大切です。
コミュニティーがあるなら、顔を出してみるという気軽な感覚で参加してみましょう。
たとえば「地域のお祭りや行事に参加する」「ボランティアに参加する」「セミナーや勉強会に参加する」などが挙げられます。
自分と合う人が見つかるかもしれません。
リアルの人間関係もいいですが、その限りではありません。
SNSを通して、同じ趣味や価値観の人との交流することも素晴らしい。
ネットの友人も、大切な人間関係の1つです。
一人暮らしでは人との関わりが希薄になりがちだからこそ、自分から動いて、人との関わりを作っていくことが大切です。
楽しい時間を過ごせたり、孤独感が和らいだりするだけではありません。
いざというとき、助けてもらえたり味方になってもらえたりすることがあります。
人との関わりを持ちたくないという人もいるかもしれませんが、最低限の関わりは持っておくほうがいいでしょう。
人は、人間関係の中でアイデンティティーを確認する生き物です。
人との関わりを通して、幸せを感じる機会も増えるのです。