世の中にはいろいろな親切があります。

一言で「親切」と言っても、私たちが思う以上に多種多様であり、さまざまな事例があります。

• バスや電車に妊婦や高齢者が乗ってきたときは、席を譲る

• 街なかで道を聞かれたときは、丁寧に案内する

• お昼時に店内が混んできたら、早めに出る

• たくさんの仕事を抱えて忙しそうにしている人がいれば、できる範囲で協力する

• 駅でタッチパネル券売機の操作を聞かれたときは、お手伝いをする

• 重い荷物を持って大変そうに階段を上る高齢者がいれば、優しく声がけをして手伝う

• 道に迷っている視覚障害者を見かけたら、声をかけて案内する

• 電車で両隣が開いているとき、2人連れが乗り込んできたら、横に移動して2人分の席を空ける

• 仕事で部下から質問されたときは、丁寧にわかりやすく答える

• 悩み事を相談されたときは、親身になって話を聞く

• 相手が解決策を求めているなら、自分なりにアドバイスを添える

• 友人の背中にごみがついていたら、声をかけて取ってあげる

• 力のある人なら、固いふたを開けてあげる

• 背の高い人なら、高いところにあるものを取ってあげる

• 道で財布を拾ったら、きちんと警察に届ける

• 1人で行きにくそうにしていたら、付き添ってあげる

• 前を歩いている人が落とし物をしたら、拾って渡してあげる

• 落ち込んでいる人がいて、1人にさせてほしい様子があるなら、そっとしてあげる

世の中に親切の形はいくつあるのでしょうか。

無限にあります。

だからこそ、親切は奥が深いのです。

親切をするうえで心がけたいのは「親切の形探し」です。

親切をしていくのはもちろんですが、親切の形探しも楽しんでいきましょう。

「これも親切になるね」「こんな親切もあるね」と思ったら、ゴーサインです。

小さな親切もあれば大きな親切もあり、わかりやすい親切もあればさりげない親切もあり、親切にはたくさんの形があります。

人の振る舞いを見て「なるほど、こういうやり方もあるのか」とはっと気づくこともあるでしょう。

親切の形に気づいたら、自分も真似をできるようになります。

親切の形を発見することは、親切の可能性を広げることにもつながります。

もちろん余計なお節介は避けるべきですが、相手に喜ばれる親切であれば、どしどし心がけていきましょう。

あなたは今日、どんな親切をしますか。

• 親切の形探しをして、親切の可能性を広げていく。