親切とは、親切な行動だけではありません。
「親切な声がけ」も親切の1つです。
親切な行動ばかりに注意が向いていて、親切な声がけを忘れていることがあります。
親切な声がけも親切の1つですから、どんどん心がけていきましょう。
具合の悪そうな人を見かけたら「大丈夫ですか」と声をかけます。
目を赤くしながら仕事をしている人がいれば「お仕事が大変そうですね。たまには休みませんか」と声をかけます。
不安そうにしている人がいれば「大丈夫ですよ。なんとかなりますよ」と声をかけます。
落ち込んでいる人がいれば「元気を出してください。もうすぐいいことがありますよ」と声をかけます。
声がけは、いくらやっても減るものではないのですから、遠慮は不要です。
ちょっとした一言であっても、相手にとっては心が救われたり元気をもらったりするでしょう。
「よろしければお手伝いしましょうか」と声をかけて「大丈夫です」と言われたとします。
断られたとしてもいいのです。
親切な声をかけたことになります。
親切な声がけは「防犯」につながることもあります。
たとえば、携帯電話で話しながらATMを操作している高齢者がいれば、振り込め詐欺である可能性があります。
「大丈夫ですか」と声をかけることで、振り込め詐欺の被害を防止に役立つことがあります。
直接声をかけることに抵抗があるなら、お店の人に伝えるのも1つの方法です。
親切な声がけができれば、一日一善を実現できたことにもなるのです。