ピンチのとき、嘘は厳禁です。
逃げや自己保身の思いから、嘘をつく人がいます。
「責任から逃れたい」「少しでもダメージを軽くしたい」と思います。
しかし、嘘をつきたい衝動に駆られても、ぐっと抑えることが大切です。
ピンチのときに嘘をついても、必ずばれるものです。
話に不自然な点があるので、相手にあっさり見抜かれます。
嘘を言うときは、目がきょろきょろしたり、態度がおどおどしたりするものです。
自分ではうまくごまかしたつもりでも、実際は見抜かれていることがほとんど。
嘘をつくことで、ますます相手を怒らせたり、トラブルの傷口を大きくさせたりする結果となるのです。
仮に嘘がばれていないとしても安心はできません。
嘘を嘘で塗り固めなければいけなくなり、延々とつじつまを合わせる作業が必要になります。
あるとき取り繕うことに失敗するか、あるいは途中で疲れて心が折れるかして、結局ばれることになります。
そして、大きなしっぺ返しを食らうのです。
ピンチのときだからこそ、正直に話すのです。
事情を話すときには、嘘をつかず、正直に話します。
正直に話すことで、責任を負ったり、評価が落ちたり、体裁が悪くなったりすることもあるかもしれません。
大きなダメージを負うこともあるかもしれませんが、自分が負うべき代償として払うことが大切です。
ピンチのときこそ「正直が一番」と自分に言い聞かせ、誠実な姿を見せましょう。
誠実な姿を見せたほうが、長い目で見たとき、物事は良い方向に進みます。
正直に話したほうが、結果として早くピンチを乗り越えられます。