好きな人とのコミュニケーションには、電話とデートの2つがあります。
電話では遠い場所からも話ができます。
しかし、それなりにお金がかかります。
もし遠距離なら、ちょっと話をしただけで、驚くほどのお金がかかります。
一方、デート代も負担になるでしょう。
食事、テーマパーク、買い物など、それなりにお金が必要です。
好きな人とのコミュニケーションでは、電話とデート代のどちらに重点を置くほうがいいのでしょうか。
デート代にお金をかけるほうがいいのです。
電話は往々にして、コミュニケーションより、寂しさを埋めるための道具となってしまいがちです。
好きな人でなく、友人など「別に用事はないけど、今、何をしているの」という内容ない会話になりがちです。
結局自分が暇で寂しいから、ほかの人となんとなく会話をして寂しさを紛らしたいというだけです。
携帯電話が短期間の間に老若男女を問わず、幅広い層に広まった背景には、人間の寂しい心が関係しています。
寂しいから、その穴の開いた心を埋めるためにコミュニケーションがあり、寂しい心が多少なりとも癒されます。
携帯電話の繁栄は、起こるべくして起こったことなのです。
携帯電話の機能やデザインが悪くても、とにかく遠い人とのコミュニケーションが取れるなら、手段は選びません。
携帯に依存した恋愛関係では、好きだから付き合うというより、寂しいから付き合っているという状態なのです。
本当に好きなら、恋愛では電話代よりデート代にお金をかけるようにしましょう。
電話はコミュニケーションとしては、楽で手間もかかりません。
しかし、好きな人ほど電話より、直接会ったほうがいいのです。
電話は必要最低限だけでかまいません。
「えー! 電話しないと寂しいじゃん」
そう叫ぶ人が出てくることでしょう。
ほらほら、寂しいから付き合ってるんじゃないですか。
「電話しないと寂しい」ことは、その恋愛はすでに好きだから付き合っているより、寂しいから付き合っているということです。
寂しいから付き合うのではなく、好きだから付き合うとき、電話は本当に重要ではなくなります。
電話では声しか聞こえず、会えないからです。
実際に会ってデートをすることのほうが、本当の意味での好きな気持ちが表れているのです。
私は好きな人とはあまり電話をしません。
電話が嫌いと言うわけではありません。
電話をしても会えないし、手もつなげないし、キスもできないからです。
電話でなんとなく話をするくらいなら、会う日のためにお金を貯めてデートで楽しんだほうがいいのです。
夫婦が結婚をすれば同居することと同じです。
本当に好きなら、一緒にいたいと思う気持ちが出てくるはずです。
電話だけで十分愛し合えるというなら、結婚生活は別居で十分、電話で十分だと言っているようなものです。
電話だけでは、本当の愛を語り合うことは難しいのです。
本当に好きなら、電話より直接会いたい気持ちが本物なのです。