お金を使う本来の目的は「生きるため」です。
生きるために、着るもの、食べるもの、住むところが必要です。
そうした最低限の「衣食住」に、まずお金が使われます。
生きていくためには、お金はなくてはならないものです。
ですが、衣食住のために必要なお金を使えば、後の残りはすべて貯金なのかというと、それも寂しいものです。
貯金が悪いといっているのではありません。
「もしものとき」という想像を頭の中だけで膨らませすぎ、行動することに対しておどおどしてしまうことがいけないのです。
生活の安定が確保されると、なおさらその安定を壊したくないという心理が働きます。
守りの姿勢に入ってしまい、動かなくなってしまうのです。
人生に安定はありません。
むしろ安定してしまっては、刺激がなくなり、色あせてしまいます。
変化のない毎日では、お金はあっても、むなしい日々です。
お金は使ってこそ、意味と価値が出てくるのです。
では、お金はどう使えばいいのでしょうか。
使い方とはいえ、いろいろありますよね。
一言でいえば「心を豊かにするために使えばいい」のです。
お金はたしかに生きるために最低限必要ですが、余ったお金は、貯金へと回すのではなく、心を豊かにするために使うことです。
お金があればいいという考え方ではなく、お金の使い方が重要なのです。
貯金が人を幸せにするのではなく、お金を使うことで人生が有意義になります。
このお金の使い方で、人生を華にもバラにもさせてしまうことができます。
お金は使い方によって、心まで豊かにできます。
せっかくの一度きりの人生です。
貯金のために我慢と忍耐で埋め尽くされた毎日で人生を終えるのか、それとも心を豊かにするためにお金を上手に使うのか。
あなたなら、どちらがいいですか。
私なら、迷わず心を豊かにするためのお金の使い方をします。