こだわりにお金をかけることは、無駄ではありません。
それは他人から見れば、無駄にしか見えないことでしょう。
ですが、本人がこだわりと感じていれば、心の豊かさにつながります。
こだわりとは、つまり「お気に入り」ということです。
「どうしてもこれだけは譲れない。これだけは自分のこだわりだ」というところに、自分だけの独自の価値観があります。
クマのプーさんにこだわりを持っていれば、1つの人形とはいえ、それなりにお金をかけます。
種類を集めたり、貴重なプーさんを手に入れたりとこだわりを持ちますが、それにより本人が満足できればいいのです。
満足とは、心の豊かさがいっぱいになっていることを言います。
心の中はもちろん、ほかの人には見えません。
どんなに満足していても、他人からは心の中まではのぞけないため、その満足状態がわかりません。
こだわりにお金をかけて結果として自分が満足できても、ほかの人にはそれが見えないために無駄なことに思えるのです。
こだわりとは自分独自の価値観ですから、当然ほかの人が理解できないことも不思議ではありません。
「そんなことして意味があるの」「無駄なことにお金を使って」という批判の声が飛んできても、当たり前のことなのです。
そうした声は無視をしてかまいません。
自分独自の価値観は、ほかの人にはわかるはずがないからです。
こだわりには徹底的になることが、心を豊かにするということです。
満足があり、自分だけの価値観を満足させることができるのです。