出張に行ったとき、上司に報告書を提出する状況があります。
このとき、なかなか報告書を提出しない人がいます。
報告書をまとめるには、正確で詳細な情報が欠かせません。
こういう人は「報告書は結果がまとまってから提出するもの」と考えています。
「中途半端な報告書を送ってはいけない」「結果が出てから報告しよう」という考えにとらわれています。
これがいけないのです。
きれいに仕上げようとすると、報告書の提出が遅くなります。
結果が出るまでに時間がかかればかかるほど、報告書の提出も遅くなる。
上司は、報告が来るのを今か今かと待っています。
報告が遅くなればなるほど、上司はフラストレーションがたまっていらいらが募ります。
そうして上司はしびれを切らし「今どうなっているんだ?!」と厳しい一言を飛ばしてくるのです。
上司は、簡単でもいいので、とりあえず現状を知りたいのです。
結果が出てから報告書を提出するのではなく、中間報告を行いましょう。
「第1報」「第2報」「第3報」というように、その時点までにわかっていることを報告します。
取引先との打ち合わせで、手応えが良ければ「良好」という報告ができるでしょう。
あまりよろしくない状況であれば、そのことについての報告をします。
「どこまで話が進んでいるのか」「どこで話がこじれているのか」など、中間であっても報告すべきことはあるはずです。
報告を何度も行うことになって手間かもしれませんが、ビジネスではスピードが優先です。
中間報告を行うことで、上司は現状を細かく把握できるので安心します。
変更・修正があれば、上司は、適宜指示を出せるため、臨機応変な対応もできるようになるのです。
もちろん中間報告で終わりではありません。
すべての結果が出たら、最後に最終報告書を提出しましょう。
中間報告と最終報告を行うことで、円滑なビジネスにつながるのです。