仕事では「報告や連絡が大切」といわれます。
報告とは「仕事の『結果』を伝えること」をいい、連絡は「仕事の『進捗』を伝えること」をいいます。
報告も連絡もビジネスでは欠かせないため、こまめに行うことが求められます。
ビジネスマナーの本には必ず書かれている基本であり、すでにご存じの方も多いことでしょう。
そういう話を聞くと「よし、報告・連絡をたくさんするぞ!」と意気込む人がいます。
もちろんないよりはいいのですが、だからといってたくさんするのも違うのです。
報告や連絡が大切とはいえ、1回1回が長々してしまうのはよくありません。
1回の報告や連絡が、10分も20分もかかるようでは、上司の時間を奪うことになって負担になります。
ぐだぐだした印象が強くなり、かえって上司の迷惑になってしまうのです。
真面目な人は、とにかく報告や連絡をたくさん行おうとしがちなので、特に注意が必要です。
報告・連絡で大切なのは「量」ではなく「回数」を増やすことです。
報告や連絡をするときは、上司の時間を割くことになるため「簡潔さ」が求められます。
順調という報告や連絡であれば、目安は「一言」です。
さっと一言で終わらせます。
順調に進んでいるなら「順調です。問題はありません」の一言で十分です。
基本的に1分以内で終わらせることがほとんどになるでしょう。
もちろんトラブル発生で込み入った話になる場合は別ですが、シンプルな内容であれば、一言で済ませるのがベストです。
長くても「3分」が限界です。
3分を超えると、長い印象が強くなるため、抵抗感を持たれます。
順調という報告や連絡ですから、できるだけ簡潔にまとめるようにしましょう。
報告も連絡も、一言を心がけ、その分回数を増やしていくようにしましょう。
こうすることで「こまめな報告・連絡」が実現されます。