香水は、難しい問題です。
鼻は、香りに慣れやすい器官です。
慣れてしまうと自分では香りが小さいと思い、いつの間にかつけすぎているケースがあります。
自分ではちょうどいい強さだと思っても、他人には強すぎるかもしれません。
自分ではわかりにくいからこそ、香りの微調整が難しいです。
もう1つ難しい問題があります。
自分がいい香りだと思った香りは、他人にとってもいい香りと感じるとは限らないことです。
人によっては、不快に感じる香りかもしれません。
理由は「自然」と「人工」の違いです。
たとえば、森林の香りや花の香りは自然の香りなので、多くの人に受け入れられています。
アロマセラピーも、実際の花から抽出したエッセンシャルオイルを使っているため、受け入れられやすい香りです。
しかし、人工的に作り出した香りは、そもそも人体にとって拒否反応を示すことがあります。
いいと思う人もいれば、悪いと思う人もいます。
相手に不快を与えてしまえば、どんなにファッションが整っていても台無しです。
だから、香水は難しい。
私は以前「香水なんて単なる香り」と軽く考えていた時期がありました。
しかし、深く知れば知るほど難しさを痛感しました。
もちろん香水をつけるなとは言いません。
自分の失敗経験から以下の2つの条件だけは言えます。
どちらかを選んでください。
香水を取り扱う知識や腕に自信があればつけてもいいでしょう。
「おしゃれのためには必ず香水はつけなければならない」という固定観念を捨てることです。
大変自信があれば付けてもいいですが、自信がなければつけないという選択肢を選んでください。
香水をつけなくても、相手に迷惑をかけることはありません。
それでファッションセンスに傷がつくこともありません。
ちなみに私は香水をつけないタイプです。
香水に自信がないので、無難につけないようにしています。
自分は香水の知識に自信がないと悟ったので、あえて一切つけないようにしています。