お酒は善か、悪か。
それが問題です。
もちろんある程度のお酒は認められるでしょう。
「飲みニケーション」という言葉があるように、お酒にはコミュニケーションを活発にさせる作用があります。
お酒でほろ酔いになれば、心の壁が取り払われて打ち解けやすくなり、親交を深める効果があります。
またお酒には、リラックス効果やストレス解消といったメリットがあることでも知られていますね。
お酒の力を借りることでふわっと良い気持ちになり、張り詰めた緊張を和らげてくれます。
糖質の入っていない蒸留酒であれば、血糖値を上げる心配も上がりません。
お酒は、豊かな日常に貢献してくれる力があります。
「お酒を飲むのが人生の楽しみ」いう人も多いのではないでしょうか。
そんなお酒ですが、限度を超えた飲み方には要注意です。
酔いつぶれるほど飲むのは完全にNGです。
ぐいぐい飲み過ぎて泥酔状態になると、ろくなことになりません。
意識がぼんやりして、すべてのことが中途半端になります。
べろんべろんに酔いながら人と会話をしても、内容が頭に入ってきません。
食事を口にしても、味がよくわからなくなります。
脳機能が低下しているため、本を読んでも映画を見ても、きちんと内容が頭に入らず「見ているだけ」の状態となるのです。
そして翌日はお決まりの二日酔いです。
朝からひどい頭痛と吐き気に苦しむことになり、まともな活動ができません。
ようやく二日酔いが抜けたころには夕方になっていて、半日を無駄に過ごすことになるのです。
これほど無駄な時間はありません。
おいしいお酒も、限度を超えた飲み方をすれば、無駄な時間を生む凶器となるのです。
お酒を善にするか悪にするかは、ひとえに「飲み方次第」です。
お酒を飲むなら「たしなむ程度」がベスト。
飲むのなら「最初から大きなサイズを買わない」「あらかじめ飲む量を決めて飲む」など、飲み過ぎない工夫が大切です。
少なくとも泥酔だけは避けたい。
節度を守った楽しみ方をしましょう。