きれいな部屋を維持するために、決めておきたいルールがあります。
「物の定位置」です。
会社や学校に行くと、自分の座席が決まっていますが、それを部屋にある物にも当てはめます。
あなたの部屋では、それぞれの物の定位置が決まっていますか。
定位置を決めていないと、その都度、置き場所を考えなくてはいけなくなります。
片付けるたびに「どこに置こうか」と考えていると、もたもたしてしまううえ、余計なエネルギーを消費します。
積み重なると大きなものになり、疲れやすくなります。
片付けるたびに置き場所が変わることになるため、使うときに探す必要があり、苦労させられるのです。
あらかじめ定位置を決めておけば、片付けるとき、いちいち置き場所を考える必要がありません。
いつもの場所からさっと取り出し、使い終われば、いつもの場所にさっと置くだけです。
取り出すときや片付けるときの動線がスムーズになるので、ストレスが減ります。
自然に体が動くようになり、部屋が散らかりにくくなります。
部屋の中にある物の一つ一つに目を向け、それぞれに定位置を決めましょう。
スマホ、文房具、バッグ、カバン、リモコン、本、雑誌。
自分が使いやすいよう「これはここ、これはあそこ」と決めておけばOKです。
部屋の中だけではありません。
机の引き出しの中も、定位置を決めましょう。
鉛筆、消しゴム、定規、ホチキス、セロハンテープ。
食器棚の中も、定位置を決めておきたい。
コップ、お皿、お箸、カトラリー、調理器具。
冷蔵庫の中も、定位置を決めておきましょう。
卵、牛乳、お味噌、肉類、野菜類。
定位置を一つ一つ決めるのは少し手間がかかりますが、大変なのは最初の一度だけです。
片付ける手間だけでなく、探す手間も小さくなります。
一度決まった定位置でも十分とは言えません。
定位置を決めてから「この位置は少し不便だなあ」と感じることがあるでしょう。
そんなときは、ルールを変更しましょう。
一度決めた定位置にこだわるのではなく、柔軟にいろいろ試していくことが大切です。
スペースの兼ね合いがあるなら、ほかの物の位置も併せて変更すればOK。
試行錯誤を繰り返しながら、ベストな定位置を見つけていきましょう。
どんどんきれいで快適な部屋を実現していくのです。