不自然な箸の持ち方をする人がいます。
箸の持ち方は、子どものころに身につきます。
子どものころに間違った箸の持ち方が身につくと、大人になってから思わぬところで損をすることがあります。
箸の持ち方とはいえ、軽視できません。
自分では特に不便はなく、食事に支障はないかもしれませんが、事はそう単純ではありません。
社会人になってから、上司や取引先と食事をする機会の際、思わぬ悪印象につながる恐れがあります。
箸の持ち方がおかしければ、上司は「この人の親はきちんと箸の持ち方を教えなかったのだろうか」と疑問に思うでしょう。
取引先であれば、頼りない印象を受け、その人の生まれや育ちを推し量るでしょう。
時には取引に影響する可能性もゼロではありません。
「箸の持ち方くらいで人を判断されてはたまらない」と思うかもしれませんが、世の中は違います。
箸の持ち方で、その人の生まれや育ちを見られてしまうのが現実です。
箸の持ち方は基本的なことですが、基本的なことだからこそよく見られ、重視されます。
食事をするのに不便はなくても、周りから思わぬ悪印象をもたれるのは不本意でしょう。
箸の持ち方が不自然だと、その人全体の印象にも影響してくるのです。
周りから「箸の持ち方がおかしい」と指摘されることがあれば、おそらくその指摘は正しいでしょう。
間違った箸の持ち方をしていても、子どものころからの癖で手になじんでいると、なかなかおかしいことに気づけません。
自分では普通に感じていても、複数人から指摘されたなら、箸の持ち方が間違っていると考えてください。
子どものときに身についた癖は直らないと考えるのは誤解です。
箸の持ち方は、大人になってから直すことが可能です。
あくまで「癖」にすぎません。
野球選手がプロになってからフォームを変えることができるように、箸の持ち方も、大人になってから変えることが可能です。
箸の持ち方は、ネットに詳しく説明した動画があるので、そちらを参考のすれば良いでしょう。
最初は違和感があるかもしれませんが、日頃から意識していれば、だんだん手になじんできます。
きちんと意識していれば、普通の人より美しい箸の持ち方をすることも可能です。
箸の持ち方を直すのに、遅すぎることはないのです。