みんなに笑われたことに悩んでいる人がいます。
「試合で負けたので、みんなに笑われました」
「告白して振られたので、みんなに笑われました」
「仕事でつまらない失敗してしまい、みんなに笑われました」
思うように結果を出せず、惨めな姿をさらすことになったので、みんなに笑われたと悩んでいます。
しかし、これは大きな誤解です。
「みんな」という言葉で、ひとくくりにしないことです。
「みんな」ということは「100人中100人」ということです。
もっと言うと「地球上のすべての人」ということです。
それはあり得ません。
「みんなに笑われた」は、悪い思い込みです。
みんなに笑われた状況があれば、一度冷静になって、じっくり周囲を見渡してください。
ほとんどの人が笑っているかもしれませんが、なかにはそうでない人もいます。
「わかるよ」と共感してくれる人がいるはずです。
優しいまなざしであなたを見守ってくれる人がいるはずです。
ねぎらいの言葉をかけてくれたり、称賛の拍手を送ったりする人もいるかもしれません。
その人に目を向けることが大切です。
少数かもしれませんが、それでいいのです。
100人中1人いれば十分です。
みんなから好かれ、褒められ、認めてもらう必要はありません。
そもそもそれは不可能です。
世の中にはいろいろな人がいますから、意見も価値観も千差万別です。
あなたの努力をわかっている人は、必ずいます。
どんなに笑われる状況であっても、理解者は必ず存在します。
その人に目を向けることが大切です。
笑う人がいれば、笑わせておけばいいだけです。
みんなに笑われていると思うと、完全に自信を喪失してしまいそうですが、そうではありません。
あなたが負けても、振られても、結果を出せなくても、それをわかってくれる人がいます。
自分勝手な思い込みで、可能性をつぶすことほど惜しいことはありません。
笑う人のことはほうっておいて、応援してくれる人に注目してください。
その人と付き合えばいいのです。
理解者が100人のうち1人いれば、御の字です。