重い病気を持つ人には、ある共通点があります。
「軽い人はいない」という点です。
悪ふざけをしたり浮ついた言葉を発したりしません。
派手なパフォーマンスや無謀なチャレンジはしません。
重い病気にもかかわらず、冷静で真剣な考え方を身につけていて、思慮深い人たちばかりです。
悟りを開いたような表情をしていて、言葉・態度・振る舞いも落ち着いています。
派手な暮らしをすることもなく、慎ましい暮らしをしています。
1日1日を大切に生きていて、人生を真剣に生きています。
若い人の場合、妙に精神の発達していて、大人びたところがあります。
「人生には今しかない」「あの世にお金は持っていけない」など、早くから世の中の真理に気づいている人も少なくありません。
なぜ重い病気を持つ人に、軽い人はいないのか。
重い病気を持つと、真剣に人生を考えざるを得ない状況になるからです。
家族や友人の大切さを身に染みて感じます。
命や寿命を意識したり健康について考えたりする機会が増えます。
自分が置かれた状況のおかげで世の中を見る目が変わります。
結果として、言動が落ち着くのです。
重い病気になったのはつらく厳しいことかもしれませんが、悪いことばかりではありません。
落ち着きが生まれ、親や友人の大切さに気づけました。
普通の人の何倍も命や寿命を意識したり健康について考えたりする機会が増えました。
病気のおかげで人生を真剣に生きるようになったのは、不幸中の幸いです。
療養中にぜひやっておきたいことがあります。
病気が治ってからやりたいことをリストアップしておくといいでしょう。
できるだけたくさんリストアップしてください。
たくさんあればあるほど、未来が楽しみになります。
やりたいことをリストアップすれば、自然と未来志向になります、
前向きになると、未来に明るい希望が持てるようになり、病気の回復も早くなります。
治療が難しい病気も、未来に希望を持ってポジティブになれば、奇跡が起こる可能性があります。
やりたいことリストが心の支えとなり、自然治癒力を引き出してくれます。
やりたいことリストは、最高の処方箋なのです。