「時間がないです」
「時間がありません」
「毎日やることが多くていっぱいいっぱいです」
時間がなくて嘆いている人がいます。
じっくり話を聞いてみると、意外と時間はあるのです。
毎日残業というわけではありません。
仕事量が特別多いわけでもなく、ちょっとだけ多いという程度です。
休日出勤があるわけでもなく、きちんと週休があります。
結局のところ、時間がないのではありません。
時間の使い方が下手なだけです。
椅子から転げ落ちそうになりますが、意外と少なくないのです。
だらだら仕事をしていたり効率の悪い働き方をしていたりです。
時間の使い方が下手な人に共通する口癖が「忙しい」です。
忙しいという一言が、時間の使い方を工夫しない言い訳になっています。
そのことに自分に気づいていません。
「忙しい」「時間がない」とぶつぶつ文句を言うことも時間の浪費につながっています。
忙しいことが自分の価値の証しと思っているので、改善に取り組もうとしません。
「時間がない」という口癖の人は、時間がないのではなく、たいてい時間の使い方が下手なだけです。
どれだけ忙しくても、時間の使い方を工夫すれば、必ず時間ができます。
世界一忙しいと言われる大統領でさえ、ゴルフをする時間があるのですから、私たちにできないはずがありません。
時間がないことを嘆くのではなく、時間の使い方を向上させましょう。
たとえば、頭を使う仕事は午前にして、あまり頭を使わない仕事は午後に回します。
午前は集中しやすい時間帯ですから、効率の良い仕事ができるでしょう。
メールのチェックは、頻繁に行うのではなく、午前午後の1日2回というルールにします。
頻度を下げることで、時間の節約ができるようになります。
ばらばらに仕事をするのではなく、同じ種類の仕事をまとめます。
頭の切り替えが減る分だけ効率の良い仕事ができます。
旅行に行くなら、金曜の夜に出発すれば、うまく時間を捻出できるでしょう。
通勤通学の時間は、ぼうっと過ごすのではなく、本を読んだりオーディオブックを聞いたりします。
時間はないのではなく、単に時間の使い方が下手であることに気づくことです。
時間が限られているなら、時間密度を上げる工夫しましょう。
時間の使い方がうまくなれば、やりたいことができるようになります。