執筆者:水口貴博

時間感覚を身につける30の方法

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残りの人生を考えると、生き方が変わってくる。

残りの人生を考えると、生き方が変わってくる。 | 時間感覚を身につける30の方法

あなたは今、何歳ですか。

では、80から年齢を引いてみましょう。

それが、あなたの残りの人生です。

たとえば、私なら現在24歳です。

80-24=56となります。

つまり、私はあと56年しか生きられません。

現在の医療の進歩から、日本人の平均寿命は80歳前後とされています。

実際は人それぞれですが、80歳を平均としましょう。

そうすると、80歳から自分の年齢を引くと、あと自分が何年生きられるか、おおよその見当をつけることができます。

自分があと何年生きられるかなんて、日頃考えることはなかなかありません。

しかし、人間は必ず最後は死ぬようにできています。

私たちは生きている間、自分が死ぬことについて深く考える機会はほとんどありません。

特に若い人であるほど、健康がすでに手に入っています。

自分が死ぬことは頭ではわかっていても、人ごとのように思えて、実感が湧かないものです。

しかし、必ず死ぬことだけは間違いありません。

人類史上、いまだかつて死ななかった人は、1人として存在しません。

この世に生まれてきた人は、必ず最後は死ぬことになっています。

「80-(自分の年齢)= 残りの人生」で自分の生きられる年数を逆算してみると、数字で残りの人生がはじき出されます。

これを見ると、あっと驚きます。

今何歳かと考えることはあっても、あと何年生きられるかは、ほとんど考えたことがないのではないでしょうか。

しかし、残りの人生を視野に入れて生活すると、おのずから「生き方」が変わります。

「将来をどう生きるか」と考えるより「あと残りの人生で何ができるか? 何がしたいのか?」と考えるほうが、より具体的です。

「残り~年の人生」と考えることができるようになると、人生に対して真剣にならなければいけなくなります。

死について考えることは、消極的で後ろ向きな考え方と思っているのではないですか。

とんでもないことです。

死について考えることは、前向きでありプラス思考の1つなのです。

実際に必ず起こる現実を前向きに受け止めることができているということだからです。

死について考えたことはなくても、健康について考えたことはあるのではないでしょうか。

健康を考えることも、死を考えることの1つです。

健康食品や健康グッズが売れているのは、みんな、死にたくないということです。

できるだけ長生きがしたいのです。

健康について考えるということは、死を前向きに考えるということなのです。

さあ、あなたはあと残り何年の人生ですか。

今、何歳であるかは関係ありません。

最後には、人間は死ぬのですから。

「残りの人生で何がしたいのか。何をするために生まれてきたのか。この世に対して何ができるのか」を真剣に考えてみましょう。

そう考えれば、生き方が変わってきます。

以前より、今この瞬間を大切にできるようになります。

生活のすべてにおいて、一生懸命になれます。

死ぬことまで、前向きに受け止めることができるようになったという、証拠なのです。

時間感覚を身につける方法(24)
  • 残りの人生を逆算して、今この瞬間を大切に生きる。
利益があるかどうかより、楽しめるかどうかを基準に考える。

時間感覚を身につける30の方法

  1. 時間を上手に使う人には「知恵」がある。
  2. まずは効率の悪いことを経験する。
  3. 時間を大切にするとは、同じ失敗を二度と繰り返さないということ。
  4. 「だらだらした1時間」と「集中した1時間」は、まったく違うことに気づく。
  5. お金持ちより、時間持ちになろう。
  6. 休むことは、時間を大切にするということ。
  7. 時間は、自分を厳しく叱ってくれる先生。
  8. 大切なことほど、最初に話す。
  9. 「ちょっと」は禁句。
    具体的に言おう。
  10. 心に「余裕」がなければ、充実しているとは言えない。
  11. 確かめる時間を省かない。
  12. やると決めたからには、重い腰をさっと上げる。
  13. スピードのある人は「はい」と素早く返事ができる。
  14. 子どものころに教えられたことほど、大切なこと。
  15. 感謝をすることは、人との関係を促進させる効果がある。
  16. 適齢期より「今やりたい」という気持ちを大切にする。
  17. ささいなことに対する気遣いに、相手の優しさが感じられる。
  18. 上手な時間の使い方とは、充実した時間を送るということ。
  19. 好きなことで、忙しくなろう。
  20. 人には人のテンポがある。
  21. 時間を有効に使いたいときほど、行動に出る。
  22. 緩急をつけて、リズムを大切にする。
  23. 最初の1歩が大切。
    手紙は宛先から書き始めよう。
  24. 残りの人生を考えると、生き方が変わってくる。
  25. 利益があるかどうかより、楽しめるかどうかを基準に考える。
  26. すべてを1人で抱え込まない。
    できないことは、できる人にやってもらう。
  27. 肩書ではなく名前で呼ぶと、早く仲良くなれる。
  28. 見せる努力は、努力とは言わない。
    本当の努力は、見えないところでするもの。
  29. やるべきことを後回しにすると、精神的ストレスが大きくなってしまう。
  30. 時間がないのではない。
    時間の使い方が下手なだけだ。

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