ある瞬間に出た勢いは、永遠に続くものではありません。
勢いというだけあって、始めはどんと大きな波でもそのうち衰え、またいつもどおりの平坦な状態に戻ります。
勢いといってもさまざまな勢いがあります。
こうした気持ちが高まっている状態は、その瞬間に心の中で火がつきます。
いつでもこうした気持ちになれるわけではなく、ある瞬間に、ぐっとくるものなのです。
「勢い」とは、食料と同じように、消費期限が設けられています。
そのときに湧き出た勢いは、まさにその瞬間に使い、有効に活用しておくことが重要なのです。
元気な人は、自分のテンションを大切にします。
「やってやろう!」という気持ちに乗って行動していますから、いつも元気な勢いを効率的に活用できているのです。
「後からやろう」「後回しにしよう」と思っていると、後になれば、勢いは衰えてしまっています。
その場、その瞬間かぎりの気持ちの高揚は、使用期限があるのです。