見落としがちなのは、部屋の空気です。
部屋の空気は、ときどき窓を開けて空気の入れ替えをしてあげないと、濁ってよどんでしまいます。
同じ空気ばかりが充満していると、フレッシュさが失われ、二酸化炭素が増えます。
自分の部屋の空気は、毎日触れる空気ですから、影響が大きいのです。
におい1つでもそうです。
食事をした後の部屋は、独特のにおいが立ち込めてしまいます。
カレーを食べた後なら、カレーのにおいがします。
スープを飲んだ後なら、スープのにおいがします。
香水を一吹きした後は、部屋ににおいが残ったままになります。
部屋でカレーを作り、スープを飲んで、着替えて香水をかければ、部屋のにおいはどうなるでしょうか。
実験室であるかのような、複雑な空気になります。
吐き気がします。
汚れる状態は、目に見える汚れだけではありません。
目に見えない汚れもあります。
こういうときこそ「定期的な空気の入れ替え」です。
部屋の中の空気を習慣的に入れ替えます。
あるいは開けっ放しにして風通しをよくしておくと、部屋の空気をいつも新鮮な状態に保てます。
あなたはいつも部屋の空気を吸っていますが、そんな空気からの新鮮さが精神的にも大きく影響を及ぼしていくのです。
人間にとって必要な栄養は、タンパク質や炭水化物、ビタミンやミネラルだけではありません。
それらより頻繁に体に取り入れ、精神的な栄養になっている空気も1つの栄養素なのです。