広告チラシやパンフレットには、詳しい説明が書かれています。
大きな文字ばかり見ていませんか。
大きな文字は目立つので、最初に注意が向くでしょう。
「今だけ半額」
「期間限定サービス」
「キャンペーン実施中」
「数量限定」
「手に入るのは当店だけ」
一般的に大きな文字は、メリットやお得情報など、消費者の購買意欲を促すものが書かれています。
しかもイラスト付きだったり色づけされていたりなど、見栄えがよくなるような装飾が施されています。
もちろん大きな文字を見るのはいいですが、大きな文字しか見ていないのはよくありません。
大きな文字だけ見ていると、小さな字を見落とすことになるからです。
正しい買い物をするためには、不都合な情報にも目を向けなければいけません。
売り手にとって不都合な情報は「小さな文字」で書かれているのが一般的です。
制限事項や厳しい条件です。
わかりにくいよう欄外や裏面に書かれていることも少なくありません。
「不都合なので気づいてくれなければいいな」という意図が感じられます。
売り手を騙すつもりはないのかもしれませんが、少なくとも親切な表記ではありません。
小さな文字を見ていないと、重要なデメリットを見落としてしまいます。
購入後にクレームを入れても「ほら、ここに書いてあるじゃないですか」と言い換えされるでしょう。
書かれている以上は反論できません。
大きな文字を見ることも大切ですが、小さな文字にも目を向けてください。
むしろ小さな文字のほうを重点的に見るくらいがいいでしょう。
小さな文字は、消費者が注意すべき点が書かれています。
違約金の発生やペナルティーなどです。
そういう説明部分こそ、しっかり見ることです。
字が小さければ小さいほど、注意深く確認しましょう。
虫メガネを使わないと見えないような小さな文字なら、なおさら注意深く確認しておくことです。
よほど気づかれたくない不都合が書かれている可能性があります。
きちんと小さな文字に注意を向けていれば「知らなかった」という事態を防げます。