人から忠告されることがあります。
「やめたほうがいいよ」
「本当に必要なのか、もう一度よく考えて」
「私ならやめておくね」
ひがみややっかみもあるでしょう。
余計な一言もあったり、がみがみうるさい言葉だったりするもの。
もちろんまず大切なのは、自分の考えです。
人からなんと言われようと、まず自分の考えを尊重することが欠かせません。
自分の人生は自分で切り開くものです。
自分が判断して、自分の意思で決断することが大切です。
時には周りの意見を振り切って、自分の意思をつらぬくことも必要です。
だからといって、聞く耳を持たないのはよくありません。
良質な忠告があっても、最初から人の忠告を拒んでしまうと耳に入らなくなります。
人からの忠告を無視し続けていると、後から痛い目に遭う可能性があります。
忠告を無視していると視野が狭くなります。
重要な言葉を聞き逃すかもしれません。
不注意や思い込みに気づくチャンスを失います。
自分ではわからなくても、人から見ると一目瞭然ということがあります。
詐欺であっても、それに気づかず引っかかってしまいます。
人の忠告を無視するのは、頑固の入り口です。
後から悔やむことになるのです。
人からの忠告は、素直に耳を傾けましょう。
「素直に従う」という意味ではありません。
「1つの意見として参考にする」という意味です。
その言葉を生かすかどうかは後の話です。
まず聞き入れることが大切です。
取捨選択は後からすればいいことです。
まず聞いておかないと、取捨選択のしようがありません。
人の忠告を聞くだけならただです。
無料なのですから、素直に聞いておくほうがいい。
「とりあえず聞いておく」という姿勢でかまいません。
ほとんどが無駄かもしれませんが、中には役立つ言葉があるかもしれません。
素直に耳を傾けましょう。
やる気や元気がなくても、耳を傾けるくらいならできるはずです。
心をオープンにして受け入れる姿勢になれば、スムーズに忠告を吸収できます。
うっとうしいと思うこともあるでしょう。
ここが正念場です。
心の器を大きく持ってください。
大きく息を吸って、いらいらする気持ちを抑えてください。
素直に耳を傾けておくことです。
人からの忠告は、思考の幅を広げる助けになるでしょう。
不注意や思い込みに気づけるかもしれません。
「なるほど。そういう意見もあるのか」と、はっとさせられることがあるでしょう。
人の意見を聞くことで客観性を取り戻し、詐欺の罠であることに気づけるもの。
「そうか」「なるほど」と思えることが、1つでもあればいいのです。
一言の忠告が、あなたの詐欺被害を予防します。
特に信頼できる人からの言葉は、重く受け止めておくほうがいいでしょう。
たとえば、親、親友、恩師です。
あなたのことを思って言ってくれた言葉は、ためになることが多いはずです。
耳に痛い言葉もあるかもしれませんが、敬意を払って「ありがたい」と感謝しながら受け止めておくのが賢明です。
有益な言葉が1つでもあれば御の字です。
今は無駄に感じる忠告でも、後になると考えが変わって「なるほど」と思うのはよくあること。
詐欺に引っかかる寸前で気づけます。