「細かいことはどうでもいい」
「もう終わりだからどうでもいい」
「結果さえ出れば、プロセスはどうでもいい」
「どうでもいい」という言葉は、価値が感じられず、深く気にしないときに使う言葉です。
日常会話でもよく聞かれるフレーズです。
あなたも何気なく軽い気持ちで「どうでもいい」と言うことがあるかもしれません。
しかし、日常で聞かれる言葉とはいえ「どうでもいい」というセリフには注意が必要です。
「どうでもいい」は、思考停止を促す言葉だからです。
「どうでもいい」という口癖は無礼で乱暴な印象を与えます。
話を投げ捨てたような、ぶっきらぼうな印象があります。
「どうでもいい」と言った瞬間、それ以上深く考えることもなくなります。
そこで話が完結して、強制終了になります。
結果として思考停止を促すことになるのです。
「どうでもいい」と言いそうになったとき、振り返ってみてください。
それは本当にどうでもいいのでしょうか。
突き詰めて考えれば、何らかの意味や価値があるのではないでしょうか。
「細かいことなんてどうでもいい」と言わないことです。
細かいことにも意味があります。
完成度は細部に現れます。
いい仕事や素晴らしい芸術作品には「細部にこだわっている」という特徴があります。
本質を決定するのは、こだわった細部です。
細かいことまできちんと仕上げることで、完成を高く評価されます。
「もう終わりだからどうでもいい」という発言もよくありません。
終了が決まっていても、丁寧な終わり方を意識することです。
終わりは、余韻に関係します。
きれいな終わり方をするからこそ、きれいに区切りをつけることができます。
きれいに区切りをつけることができるから、切り替えがうまくいき、次のステップもスムーズに歩めます。
「結果さえ出れば、プロセスはどうでもいい」という考え方にも注意が必要です。
結果があるのは、プロセスがあってこそです。
プロセスを手抜きすると、結果にも悪影響が及びます。
プロセスを大事にすることで、より素晴らしい結果も発揮できます。
「どうでもいい」という一言は禁句にしましょう。
「どうでもいい」という口癖があるなら、今日から改善に取りかかってください。
たとえ本当にどうでもいいことだとしても、もっと別の丁寧な言い方があるはずです。
たとえば「評価に値しない」「価値が認められない」「納得できるところが見当たらない」などです。
「どうでもいい」という一言の大半は口癖です。
口癖になっていると、ことあるたびにいつの間にか言ってしまいます。
「どうでもいい」という口癖に心当たりがあるなら、注意してください。
深く考える機会が奪われ、思考停止が習慣になってしまいます。
意味を考える癖をつけることで、人生を楽しめます。