電車に乗ったら何をしていますか。
空席があれば、そのまま座る人もいるでしょう。
目的地に着くまでぼんやりしている人もいるでしょう。
カバンの中から本を取り出して、電車で読書を楽しむ人もいるはずです。
スマートフォンで、ゲームを楽しんだりニュースを読んだりして、暇つぶしをする人もいるのではないでしょうか。
もちろん電車の中の過ごし方は自由です。
しかし、せっかく電車に乗っているなら、もっと有意義なことに時間を使いませんか。
電車に乗っているときしか楽しめない、有意義な過ごし方があります。
それは「車窓から景色を楽しむこと」です。
景色を眺めても仕方ないと思うかもしれませんが、誤解です。
車窓から見える景色には、風情があります。
電車の動きとともに移り変わっていく景色は、電車に乗っているときしか楽しめません。
歩いているときや走っているときの景色でもなければ、自転車に乗っているときの景色とも違います。
椅子に座ったり、スマートフォンでゲームを楽しんだりするのは、別のタイミングでもできることです。
特別疲れていなければ、立ったまま外の景色を眺めましょう。
「ガタンゴトン」という音とともに移り変わる景色には、最上の風情があります。
車窓から景色を眺めることには、メリットがあります。
まず気分転換です。
短時間でいろんなものが視界に飛び込んできます。
人、看板、建物、モニュメント、川、公園、緑、街並み。
ぼんやり眺めているだけで、心が和らいでストレスが軽くなります。
かっこいい男性やかわいい女性を見つけ、目の保養になるかもしれません。
普段から乗っている電車でも、注意深く眺めていれば「こんなところにこんなものがあったのだね」と驚くことがあるでしょう。
仕事に役立つヒントが見つかることもあります。
視界に飛び込んできたものから、ひらめきが生まれるのはよくあること。
短時間で偶然の出会いをたくさん可能にします。
車窓の向こうには「仕事のタネ」があります。
問題意識を持って眺めていれば、注意力が高まってヒントを見つけやすくなります。
普通に景色を眺めている時間ではありません。
ヒント探しに集中すれば、車窓から景色を眺めるとはいえ、生産的な時間になります。
ヒントから着想を得て、アイデアに発展させましょう。
車窓からの景色は、電車に乗っているときしか楽しめません。
電車が登場する前の時代では、楽しめなかったエンターテインメントです。
車窓から眺めるだけでいいのです。
貴重な奇跡、素晴らしい感動に出会えるかもしれません。
車窓からの景色は、電車が存在する現代だから楽しめる贅沢です。