心をきれいにするためには、お返しすることを習慣にしましょう。
一方的にあなただけがお世話になるのではなく、あなたも相手に対して「お返し」として何かをお世話するのです。
プレゼントをもらえば、プレゼントのお返しをします。
電話をかけてきてくれれば、今度はあなたから電話をかけます。
病気のときに看病してもらったならば、相手が病気で寝込んだときには今度はあなたが看病をしてあげる番です。
手紙を受け取れば、お返事を書きます。
こうした気持ちを通したやりとりを毎日積み重ねることで、どんどん心がきれいになります。
自分だけで生きているのではなく、お互いに支えあって生きていることを実感できるようになるからです。
独りよがりで生きている人は、こうした「お返し」をまったくしません。
自分を中心に世界が回っていると思っていますから、お世話をされて当たり前であり、お返しの必要もないと思っているのです。
常に私たちは、お互いに影響を与え合って生きています。
それらを当たり前と思うのではなく、目に見える形で「お返し」をすることで「実感」できるようになるのです。