ほとんどすべての人が世の中にある風潮に流されています。
1年の中にある父の日、母の日、敬老の日といった国が決めた特別な日に贈り物をする習慣です。
それぞれの記念日は年に一度しかなく、その日にだけ日頃の感謝を込めてプレゼントをします。
「テレビで父の日の宣伝をやっていたから」
「雑誌で母の日には花を贈ろうと書いていたから」
「友人が敬老の日にプレゼントをしているから、なんとなく自分も……」
「そういうことをしなければならない日だから」
こうした周りに流された状態でなんとなく、父の日、母の日、敬老の日に日頃の感謝と言い、プレゼントを贈ります。
しかし、ちょっと待ってください。
これは、おかしいことに気づきませんか。
本当に感謝をしていれば、父の日や母の日、敬老の日だけに限ってプレゼントはしません。
そういう日以外にもプレゼントをしますし、日頃からプレゼントをしています。
本当に親に対する感謝の気持ちがあれば、日にちなどまったく関係ないはずなのです。
こういう記念日にしかプレゼントを贈らないのは、世の中の風潮に流されているということです。
「感謝の気持ちを表現したい」というわけでなく「周りの雰囲気から、自分もしなければ」という感覚が動機になっているのです。
感謝の気持ちがあり日頃からもプレゼントしているけれど、父の日や母の日にもプレゼントをしたければかまいません。
問題なのは、そうした記念日に限ってだけプレゼントをする人です。
そういう人に限って、父の日、母の日、敬老の日が終われば、もう一切プレゼントをすることはないのです。
父の日、母の日、敬老の日にだけプレゼントを贈ってはいけません。
そんな日に限ってプレゼントをするのは「感謝の気持ちがあるから」ではなく「そういう日だから」という理由でしかないのです。
むしろ相手に失礼とも映ります。
父の日、母の日、敬老の日に、プレゼントを贈ってはいけないのです。
記念日に贈るのではなく、その日以外に贈ることが本当の感謝を表すポイントです。