自分を第一に考える人のことを「自己中心的な人」と言います。
自己中心的な人は、周りから嫌われる傾向があります。
自分さえよければいいと考えているため、周りの人に迷惑をかける行為も平気でしてしまいます。
なにより自分が大切ですから、横柄で偉そうな態度にもなりがちです。
しかし、ちょっと待ってください。
本当に自己中心的を極めていくと、少し変わった様子になります。
自分を大切にするなら、自分の身が置かれている状況や環境も整えていかなければならないことに気づきます。
自分は「周り」という環境の中に置かれている身であることに気づく。
自分がよりよく生きると考えるなら、自分と周りの環境が整えられて初めてよりよく生きることができるようになります。
周りに迷惑をかける程度の自己中心的な人は「中途半端な自己中心」です。
本当に自己中心を極めると、必ず周りについても考えなければいけない境地へ行き着きます。
周りをよくしないと、自分もよくならないからです。
自分と環境は別の存在に思えますが、実は1つであると考えることです。
心がきれいな人は、周りの環境をきれいにすることで、自分も一緒にきれいになろうとします。
周りをきれいにするからこそ、自分も初めてきれいになれます。
道端でするごみの投げ捨ても、自分のことを本当に考えている人はできません。
ポイ捨てによって汚れた町の中に自分が生きることになるからです。
自分の行いは、自分に返ってくることを知りましょう。
タバコの吸い殻1つでさえ道端に捨ててしまうと、それだけ町が汚れ、自分で汚くした町に自分が生きることになります。
自分をきれいにしようと思うなら、周りもきれいにしていきましょう。
実はあなたと周りは、1つのセット。
環境の中に、あなたがいます。
自分をきれいにしていくために、周りをきれいにしていくことが大切です。